矧木(はぎき)
更新日:2010/10/29
木工事の様子です。
写真は、『矧木(はぎき)』という繕い方法にて、補修作業の様子を写しています。
古材の繕い方法の継ぎ継ぎ矧木の補修では、必要に応じ接着剤にて、しっかり固定を行います。
この後の工程は、元々の古い部材と新しい部材の色が違いますので、
新しい部材を、元々の古い部材の色に合わせる、色合わせ作業を行います。
車寄ベンチ・湯殿浴槽 岡崎東公園現場へ搬入
更新日:2010/10/28
車寄ベンチ(上)と湯殿浴槽(下)の写真です。
旧本多邸の建物には、この状態のまま、据え付ける工事を行う予定です。
車寄ベンチは、重量が5トンありますので、設置する作業時には、慎重に行わなければなりません。
この2つの車寄ベンチ・湯殿浴槽を、現業事務所から岡崎市東公園の現場事務所まで運び込みました。
旧本多邸の柱・繕い状況
更新日:2010/10/26
旧本多邸の柱の繕い状況です。
柱と土台を接続する『ホゾ』が無いので、ホゾを造る為に、柱を長くしています。
『ホゾ』とは、木材・石・金物などを接合するときに、一方の材に開けた穴にはめ込むため、
他方の材の一端に作った「突起」のことを言います。
また、この写真の継手は、『金輪継手』といいます。
構造的には、柱の継手では、一番の強度があります。
社寺などの修復の際には、金輪継手はよく使われています。
旧本多邸の柱・梁 立会確認
更新日:2010/10/08
旧本多邸の土台は、考えていた以上に損傷が激しく、土台全部、新しく造ることになりました。
現在、柱と梁の寸法の確認も完了しました。
また、専門家の方達と丸ヨJVの現場監督との間では、
これから、柱・梁など各部材に対して、どのような補修や補強を施していくかについて打ち合わせを行っています。
このような地道な作業を、1本1本ではなく、1本の1ヶ所1ヶ所について行っていきます。
旧本多邸の柱・梁(構造材)の確認
更新日:2010/10/06
先日は、旧本多邸の土台を組立て、土台の材料の採寸も行いました。
今回は、建物の柱や梁の各部材の細かな確認をしています。
保存材が全部揃っているか、損傷していないか、部材の寸法と設計図の寸法が一致しているか・・・。
部材1本1本、順番に、確認作業を行っていきます。
このような地道な作業が続きます。